今週の予想レンジを50銭以上割り込んでいるので、状況を再度整理したい。
○ドル利上げ観測後退
先週の好調な雇用統計から一転して、今週はドルにとってネガティブな指標の発表が相次いでいる。
http://www.kakaku.com/gaitame/market/yosoku.htm
週初119円台のドルの上値試しがいまひとつ成功しなかったところに、14日海外時間に一部情報筋(メドレーレポートとされる)が米利上げは後二回程度と報じたとの噂が流れ、それとタイミングを合わせるかのように米小売売上高が前月比-1.3%と予想-0.8%を大きく下回ったこと、同時に米経常収支の赤字が4半期ベースで過去最大となったことが報じれられたことで一気にドル売り優勢となり117円前半へ。
その後昨日は日銀福井総裁の「ゼロ金利修正の時期を考えるには早すぎる」との発言等から117円90銭近辺まで回復する局面もあったが、昨晩発表された2月の米消費者物価指数のうちコア部分が予想を下回ったことを材料に週前半のドル売りの続きが始まった形となり、ストップロスも巻き込んで117円割れ。本日朝方には116.55のドル安値をつけた。
ある意味偶然の要因が重なったことで、今週はドル売り一色に。巷の予想がなんとなくドル買い一色になっていただけに反動もそれなりに大きなものとなった。
しかも気がついてみると先週来材料としては後退していたはずの中東情勢も米下院外交委員会がイラン制裁を強化する法案を可決、イラクに対しては空挺作戦で武力勢力掃討を開始するなど緊迫化。WTIはそれをうけて63ドル台。 こうなると一目均衡表の雲など何の意味も為さず下抜け。
ここは週初とは流れが完全に変わったと理解して、少しドルが上がってきたところを外貨売りで下値を試すか、そうは言っても大局に変化無く、2月来の115-119.5のレンジの下限接近と見て今朝のドル安値近辺の116.50や3月1日安値115.44あたりを後ろ盾に再度買い向かってみるかどちらもやってみておもしろいところか。
今晩も米2月鉱工業生産、米2月設備稼働率(23:15) 米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(23:45)といつもは目立たないながら今晩はそれなりに注目を集めそうな指標が並ぶ。
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